2017.12.10
「ヨセフの従順」
マタイによる福音書  1章18〜25節
小 菅  剛  牧師
  聴従の年、先週は「お言葉どおり、この身になりますように」(ルカ1:38)からマリアの聴従を見ました。今日は「ヨセフは眠りから覚めると、主の命じたとおり、妻を迎え入れ」(:24)からヨセフの聴従を見ましょう。
 クリスマスはマリアにスポットが当てられます。ヨセフは、わき役です。ある人はヨセフを「刺身のつま」(メイン料理の少量の野菜、大根の千切りでしょう、妻とも書き夫のわき役の意味もあったようです。それが転嫁して「端」(つま)も使われています)。確かに、マリアが主役で多くの文章がさかれています。ヨセフについては僅かで、あまり取り上げられません。意外と目立たない、陰の人と言われるヨセフから多くを学ぶことができます。
特にヨセフの従順について教えられます。
  1、ヨセフの感情と思いに反する従順でした。
 許嫁マリアの妊娠が判明しヨセフは苦しみます。正しい人であったヨセフは、モーセの律法に従うならマリアを裁判にかけることもできました。しかし、自分を裏切ったと疑わないマリアを思ってひそかに離縁しようとします。全く妻に迎え入れる気持ちはありませんでした。その自分の感情と思いに反して妻としました。
  2、神の言葉に従ってマリアを妻としました。
 文脈は21節から24節に続きます。苦しむヨセフに神はマリアの妊娠の意味を教えられ、妻とするように命じられます。ヨセフはその意味をどれだけ理解できたでしょうか。マタイはそれを補うかのようにイザヤ7章14節を引用します。ヨセフがここに立ったかはわかりませんが、神の言葉を理解ではなくても、マリアと同じように信仰と従順を示しました。マリアを思い、早々に結婚式を挙げて妻としました。
  3、クリスマスはマリアとヨセフの従順で成立です。