礼 拝 説 教 要 旨          2006.4.9
「主がお入り用なのです」
マルコ福音書  11章1〜11節
小 菅  剛 牧師


 イエスのエルサレム入京の際、人々は棕櫚の枝を手にして歓迎した。そこから棕櫚の主日(パームサンデー)と呼ばれてきた。実際はなつめやし(タマル)の枝(棕櫚の葉と似ている)であった。厳密にはタマルサンデー。この週は受難週で金曜にイエスは十字架につけられた。
 1. メシア宣言
 イエスがロバの子に乗って入京された。これはゼカリヤのメシア預言の成就である。「娘シオンよ、大いに踊れ。娘エルサレムよ、歓呼の声をあげよ。見よ、あなたの王が来る。彼は神に従い、勝利を与えられた者、高ぶることなく、ロバに乗ってくる。雌ロバの子であるロバに乗って。」(ゼカリヤ書9:9)。当時の人々はどれほど「メシアはロバの子に」のゼカリヤのメシア預言を知っていたかわからないが、これまでイエスの力ある業としるしから人々はイエスをメシアとして歓迎した。メシアの苦難を理解しない人々は事態が変われば十字架につけよと叫ぶのであるが。
 2. 平和の王
 紀元70年エルサレムを滅ぼしたローマの英雄将軍テトウスはあらかじめローマ入京を知らせ、準備をさせ、市民が街道に立ち並び、トランペットが鳴り響く歓迎する中、駿馬にまたがって絨毯敷きの上を行進した。しかし、イエスは即興的、借り物のロバに乗り、服とタマルの葉の上を弟子たちと行進された。イエスは軍事力によらないで愛によって平和を築かれる。これが神の方法である。イエスは「平和の君」と呼ばれる。白馬にまたがったナポレオンもヨーロッパを短期支配し、結末はセントヘレナ島に流刑。イエスの平和支配は、今も後も、永遠に。
 3. 主がお入り用なのです
 イエスはご自身の働きのためにまだ使われたことのない子ロバを必要とされている。まだ乗ったことのない家畜は聖なることに使われた(民19:2)。「主がお入り用なのです」で万事決着がつく権威者の言葉。「ちいろば」となって主に用いられよう


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