礼 拝 説 教 要 旨          2005.2.13
「憤りの中を通り抜けられるイエス」
ルカ福音書 4章14〜30節
小 菅  剛 牧師


 ナザレ伝道をマタイ(13章)もマルコ(6章)も後期に記しているが、ルカは最初に記した。これは、これはイエスの伝道生涯を見通して述べたのである。
1,最初は尊敬を受けられるが、後に拒絶される
 イエスは諸会堂で教えられ、皆から尊敬を受けられた(:15)。しかし、ナザレにて早速拒絶される。初めはイエスに好意的であっても、最後は否定される。イエスのたとえに、父が兄と弟に畑に行くようにと命じると、兄は「はい」と言って、行かない。弟は「いやだ」と言って、後で行った。初めに期待を持たせておいて後で裏切られる方がつらい。この道をイエスはたどられる。
2,ユダヤ人は拒否するが世界はイエスに心開く
 イザヤが750年前にメシアの預言をした(イザヤ61:1・2)がイエスは「この聖書の言葉は、今日、実現した」と言って自らをメシア宣言された。救いとは、この言葉がわたしに成就する時である。すると、ナザレの人々はイエスを「ヨセフの子ではないか」と拒否する。イエスは故郷(ユダヤ人、ナザレの人々はユダヤ人を代表して)では歓迎されないが、シドン地方のやもめやシリア人ナアマンで代表される世界の人々がイエスを受け入れることを語られる。イエスはそれを承知で伝道生涯に入られた。ルカ福音書は世界の福音書と言われる理由がここにある。
3,憤る人々の間を通り抜けられるイエス
 イエスがメシアであると言えば拒絶し、異邦人(世界の人)が救われると言えば憤慨してイエスを会堂から追い出し(除名)、町の外に追い出して突き落とそうとする。「それで、イエスもまた、御自分の血で民を聖なる者とするために、門の外で苦難に遣われたのです」(ヘブライ13:12)。神は天使に命じてイエスを守られる(ルカ3:10,11)。イエスは十字架の憤りの中を通って復活。


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