礼拝説教要旨 2002.5.12
「神の国到来のための神の方法」
使徒言行録1章1〜14節
小菅 剛 牧師
四つの福音書は天の国はどんなものであるかについて記されたものであるが、使徒言行録は天の国がどのように述べ伝えられて行ったかについて語ったものである。ルカはその福音書においてイエス様の生涯について記し、今は天に上げられ生きておられることを、証拠をもって示した。そしてこの使徒言行録では、その後の使徒達の伝道の働きについて述べている。この使徒達が語り教えたことが使徒信条であり、私達はこれを礼拝において信仰告白している。
この使徒言行録の内容は二つのキーワード、"聖霊"と"証人"で表すことができる。私達は臨終のときに意識があるとしたら何を語るだろうか。イエス様は生き返った後、天に上げられる前に弟子達に神の国について語られた。エルサレムに留まって"聖霊"を受けるように、そして"聖霊"を受けると力を得ること、世界中にイエス様のことを述べ伝える"証人"になることを言われた。天の国は心の貧しい者、悲しむ者、義に飢えた者、柔和な者、苦難を受けた者のものであり、天の父は正しいものにも正しくないものにも雨を降らせてくださる分け隔てのない方である。イエス様は、地上の国、この世の国とは違う心の領域の国について語り、天の国のことを弟子達に託して行かれた。
祈りは多くを語ることではなく、神からの語りかけの多くを聞くことである。それは聖書に聞くことでもある。私達の信仰はご利益に拠らない。ときには試みを受けることもあるが、そのとき神が何を語っておられるかを聞く必要がある。かって山崎パンは新しく建てた工場を火災で失ったとき、営利主義ではなく"山上の説教"の理念で経営せよと教えられ、その結果今日がある。
イエス様は苦難を受け(十字架)、生き返られ(復活)、天に上げられ(昇天)、そして再び来られる(再臨)のを私達は待ち望んでいる。これは神が私達の罪を赦すために計画された方法である。信仰とは、このイエス様のことを聞いて知ったならば受け入れ従い、そしてその"証人"となることである。そうすれば"聖霊"が働いて私達は生まれ変わることができる。この神との和解を受け入れなさい。(文責・T兄)
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